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不動産投資の法人化シミュレーション

「そろそろ法人化した方がいい?」と感じている方へ。個人と法人で税負担がどれくらい変わるか、Estate Life のシミュレーターで5分で試算する手順を解説します。

最終更新: 2026年6月

3行サマリ
  • 目安: 不動産所得+給与で課税所得900万円超なら検討開始
  • 個人の累進(33-55%)から、法人の実効税率(25-35%)へ下がる
  • 欠損金繰越が3年→10年に伸びてデッドクロス対策が容易に
法人化は「やってから戻せない」決断ではありませんが、戻すコストは大きいです。購入前 or 規模拡大前のタイミングで、税理士に有償シミュレーションを依頼するのが最も安全です。

① シミュレーターで個人 vs 法人を比較する

税金セクションの「申告主体」を「個人」「法人」で切り替えてみてください。同じ物件・同じ家賃でも、税負担と税後CF・IRRが大きく変わります。

所得税率を以下のように切り替えるとリアル:
個人(年収700万): 限界税率20%+住民税10%
個人(年収1,000万): 限界税率33%+住民税10%
法人(中小特例適用): 実効税率約25-35%(事業税含む)

② 法人化のコストを確認する

設立コスト
・合同会社: 約10万円(登録免許税6万円+実費)
・株式会社: 約25万円(登録免許税15万円+定款認証等)

年間維持費
・法人住民税均等割: 7-20万円(赤字でも発生)
・税理士報酬: 年15-30万円
・税務申告: e-Tax or 紙申告

年間40-50万円の追加コスト → 税負担減がこれを上回らないと意味がない。年間100万円の税負担減なら年50万円のネット効果。

③ 法人化のメリットを最大化するために

  • 役員報酬を家族に分散: 配偶者・子に給与を払って所得分散
  • 退職金を準備: 解散時の退職金は税優遇大
  • 生命保険を経費化: 個人より控除枠が広い
  • 10年の欠損金繰越を活用: 大規模修繕・新規物件購入と組み合わせる
  • 相続対策: 法人株式の評価で渡す

④ 個人→法人移管は要注意

既に個人で物件を持っていて法人に移管する場合、物件を法人に売却した扱いとなり譲渡所得税が発生。さらに登記・不動産取得税も再度かかります。「個人で買って後から法人化」より「最初から法人で買う」の方が長期的に安いケースが多いです。

⑤ 税理士に相談する

法人化の損益分岐点は、給与所得・物件規模・出口戦略・家族構成で大きく変わります。試算だけは無料相談で対応してくれる税理士も多いので、有償フルシミュは法人化を本格検討してからで十分です。

⑥ 法人化を進めるステップ

  1. シミュレーターで個人 vs 法人の税負担差を試算
  2. 税理士に有償シミュレーションを依頼(3-10万円)
  3. 合同会社(or 株式会社)の設立 — 司法書士に依頼で1ヶ月
  4. 法人口座開設(ネット銀行が通りやすい)
  5. 事業年度・役員報酬の決定(期首3ヶ月以内)
  6. 物件購入 or 個人物件の移管
  7. 青色申告承認申請(設立3ヶ月以内)

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